遺伝により発生する薄毛・抜け毛

遺伝は絶対ではない！

　日常でよく耳にする「遺伝だから仕方ない。」
　はたしてこれは本当なのでしょうか？

　そもそも薄毛に限らず、遺伝とは「体質」である
　ということ。
　体質とは、○○になり易い、可能性があるという
　ことです。

　薄毛になり易い体質とは、具体的には、
　薄毛の原因とされる「男性ホルモンが多い」と
　いうこと。よくお聞きになる話しだと思います。

　ここで勘違いをされる方がいらっしゃるのですが、

　そもそも男性は皆、男性ホルモンが体内で生成・
　分泌されています。
　もし男性ホルモンが薄毛の主な原因とするならば、
　みんな悩みを抱えていることになりますよね。

　女性も多少なりとも男性ホルモンを持っています。


　実は男性ホルモンの「分泌量」が関連してきます。

　男性ホルモンを、5aRという還元酵素が、若ハゲ物質に
　変えることで男性型脱毛症が起きるとされています。

　体質により、人よりも多く分泌された男性ホルモンの
　影響で、人よりも多く若ハゲ物質がつくられてしまい、
　男性型脱毛症になり易いというわけです。

　しかし、男性ホルモンの分泌量は、男性型脱毛症の
　要素の一つでしかすぎず、それが主な要因ではありません。

　つまりは、先祖代々、薄毛や抜け毛が遺伝するのではなく、
　単に「薄毛になりやすい体質」を持っているということです。
　
　それをしっかりと理解し、意識的に対策を取っていくことで、
　薄毛・抜け毛の予防につながりますので、頑張ってください！